☆3 数日前に、韓国のヨンセイ大学の白永瑞先生(国学研究所)のお招きで、ソウルに行って、人文科学の危機と「責任」の問題について講演をした。こうして、この秋は、アルゼンチン、パリ、ソウルと移動しつつ、大学とりわけ人文科学の危機にどのような思考を発動させるか、ということを海外の研究者たちといっしょに考えるという時間となった。そのなかでわたし自身の思考は、「責任」そしてそこから「政治」へと少しずつ展開(転回)しているが、さて、どうなるのか。いずれにしても、これらの友情に支えられた対話の機会に、2008年の終りにあたって、この場を借りて、感謝を申し上げたい。