☆2 「リアリティはもはや事実性のうちにしかない、そしてこのリアリティと、カントに続いてデリダが求めるあの『als ob』つまり無条件の『あたかも~のように』を内包しうるもうひとつのリアリティのあいだのずれのうちにこそ、大学は、コスモポリティックな視点の思考として、世界の空間を、世界の政治的な意味についての問いへと開くことができるのだ。」(フランシスコ・ナイシュタット「現代の大学におけるコスモポリティスムと世界化」、2008年11月25日の口頭発表テクストより)