思考というみずからの原理そのものを超えたこのメタ哲学の課題に、遠い太古の時間から、ブッダの教えがひと筋の「希望」の光を投げかける――これが、東アジアの地で「哲学」という名を担うもののひとりにとっての、現時点での「哲学者の使命」ということになると思います。