それでは――これもレクチャー後の質疑で提起された問題のひとつだったが――この資本ははたしてヘーゲル的な弁証法を踏襲するのか、それとも違うダイナミクスを展開するのか、などいくつかの疑問点がないわけではないが、ここまでの枠組みはよしとしよう。