小津安二郎記念館の看板を撮り(gozoCine+'は「映画」の「100メートル」横をすり抜けていく!)、蓼科山を撮り、「青」の残像に誘導されて「プール平」の鮮やかな青の地名標識、そしてバス停の標識を撮りながら地上に戻ってきたオルフェウスは、まるで少し照れているかのように、そこで行なわれた重大な行為をいくぶんかカムフラージュするかのように、――いったい誰に対してだろう――「みなさん、どうぞ一度いらしてください」とガイドするのだ。