その向こうは窓ガラスで、それを通して緑の葉が揺れているのも見えるのだが、その同じ光景を写したネガにいまきらきらと光の斑点が差し込んでいるのを、カメラは茫然と「美しい」と呟きながらうつしているというわけである。