「それは、自分が内向きの爆発を起こす運動そのものを展示し、かつ記録として保存する。すなわちそれは、自分のあった場所に、テクストと呼ばれるものを、つまりテクストという幽霊を残すのである。テクストとは、それそのものが廃墟の状態にあり、基礎づけ作用であると同時に維持作用でもありながら、そのどちらも完全にやり遂げることがない。そしてそれはその場所に、一定の段階に達するまで、一定の期間、読めるものとしてかつ読めないものとしてとどまり、範例としての廃墟として、それのもつ次のような作用を果たす。すなわち、あらゆるテクストや署名が、法/権利と関係づけられることによってもつ運命について、特異な仕方でわれわれに警告する、という作用である。」☆1